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トピックス・インタビュー04

02 「海と日傘」 竹下景子さん×平田満さん INTERVIEW
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INTERVIEW 2月28日より全5回で公演される「The Velvet SUite」。 演出から振付、美術まで手がけるダンサーの森山開次さんにこの作品についての想いを語っていただきました。
2008|02|28 公演詳細 Question

ベネチア・ビエンナーレ2007正式招聘作品であるこの新作ソロダンスが創り上げられるまでのことについて、お聞かせください。

思い出すのは、ビエンナーレ事務局からのご依頼で、打ち合わせのためにドイツに渡り、プロデューサーのイスマイル・イボ氏にお会いしたときのことです。そこでビエンナーレの共通テーマである「ボディ&エロス」をもとに新しい作品を、という依頼を受けました。そのときまでは、これまでの作品の中から選んでいこうと思っていたのですが…。
その日の夜、ホテルの部屋で考えを巡らせました。僕の作品はいつも、まず自分自身で絵を描いて、そこからイメージを膨らませて創作します。その夜も、ホテルにおいてあった白い便箋に、“獣(けもの)の絵”を描きました。そこから「自分にとってのエロスとは何か」を考え始めたのが、この作品の出発点となったのです。

「The Velvet Suite(ベルベット スィート)」という作品名もそのときに?

泊まったのが、かなりアーティスティックな造りの「ベルベット」という名のホテルでした。部屋の中に“ベルベットスイートをお見せできます”なんて表示があって、「どんなスイートルームなんだろう?」と。舞台というより、のぞいてはいけない秘密の部屋・空間としたかった気持ちもあり、このときに目に留まり、心にひっかかってきた言葉を、作品のタイトルとしたのです。笠松泰洋さんに音楽をお願いすることになり、Suite(スーツ=組曲)というもう一つの意味もこめています。
エロスのイメージは、セクシャリティ的なエロスだけではなく、ギリシャ神話のエロス、天体のエロス…。ホテルベルベットの一室で、想像力は広がりを見せていきました。僕にとってのエロスとは「人と人とが吸引力によって惹かれあうこと、そこから創造していくこと」。この想いを軸に、さまざまな人の助けを借りながら、作品を創っていったのです。

舞台装飾、オブジェも森山さんが手掛けていらっしゃいますね。

そうです。この作品はイメージを広げていくうちに、ある意味“原点”に戻ったというプロセスを経ていて、舞台上にあるオブジェがそれを表しています。その球体は、子宮であったり、星であったり、太陽であったり、生命の象徴として様々なものに見えるように創りました。ダンスにも「自分自身が産まれ落ちていく、その瞬間に戻っていくこと」を思い、命を宿し、産み落とすというシーンがあります。僕が巡らせたエロスの原点が、そこだったのです。
私は男性ですから出産を直に体験するわけではありませんが、ひとつの「体と向き合う」身体体験として、とても関心を持っています。陣痛とは違うかもしれませんが、ダンスという体に向き合う行為も「痛み」が伴います。「なぜ踊っているのですか」と、よくきかれますが、自分でもまだそれはわかりません。ただ、何かに突き動かされているということはあります。僕にとってのエロスの原点、生まれるということとつながっているのかもしれません。

今回の作品で新たに取り入れた手法などがございますか?

一般に、ダンス作品では「声を出してはいけない」という固定概念がありますが、今回の作品では「うなり声」をあえて取り入れています。日本ではどう受け止められるかな、と思っています。よく精霊のようだといわれ、そこにいるような、いないような、有限的な表現をすることが多いですが、今回は「そこに居る何か。得体のしれない生き物」という存在感を出したいと思っています。観客に、「呼吸をしている、痛みを感じている、汗をかいている、この生き物はなんだろう?」と感じさせたい。セクシャリティそのものではなく、まずは”気配“やその“存在感”からテーマであるエロスに近づいていきたい、と思っています。

イタリア公演を経て、「あうるすぽっと」での舞台では、どのような演出をお考えですか?

イタリアで演ってきたことを、精一杯、日本でも表現していきたいですね。もちろん、踊り込むにつれて作品には自然な変化が伴います。踊りは「点」ではなく、「過程」の表現ですから。イタリアでは広々としたステージでしたが、「あうるすぽっと」という劇場で効果的にやれることも考えているところです。ソロダンサーにとっては、場所を味方につけるということが大切なんです。“場”は自然と作品に影響を与えてくれるものですから、この空間でしかできない、新しいものが生まれると思います。

「あうるすぽっと」は、地域との共存(共有・共感)をコンセプトにしています。森山さんも舞台を「時を共に感じる」「祭り」とお話になっていますね。

劇場は、地域が作り上げていくものだと思います。歴史を遡っても、舞台とはコミュニティの「催し物」として始まったと思いますし。人々が集まり、祈り、祝う。こうした営みの中で、踊りは本来そこで場を盛り上げるために披露されたものでした。 人と人との関係が希薄になった社会の中で、劇場に足を運ぶことをきっかけに、共感、共鳴、共振し、新しい時代のつながりを求めていけるのではないでしょうか。そして、僕自身も踊ることで、「共に響きあう」ことを追求していきたいと思っています。

PROFILE/プロフィール

森山開次
生年月日:1973年12月19日
星座:いて座/血液型:A型/出身地:神奈川県相模原市

Question

インタビューの最後に「あうるすぽっと」恒例の
『好きなもの+夢』アンケートをお伺いしました。

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タイアップ公演

2008年2月28日(木)〜 3月2日(日)

森山開次新作ソロ

『The Velvet Suite』

ヴェネチア・ビエンナーレ2007 正式招待作品、日本凱旋公演 『情熱大陸』で放送され大反響を巻きこした森山開次・禁断の新作ソロ。 日本初公演!

○演出・振付・美術・出演:森山開次
○音楽 :笠松泰洋
○ヴァイオリン:室屋光一郎

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