障害のあるなしに関わらずダンサーの身体能力や知的能力の可能性を生かし、芸術性の高い作品を発表してきたイギリスのダンスカンパニー「ストップギャップ」。インクルーシヴダンスに興味がある方向けのワークショップを行います。
【講師】
ルーシー・ベネット
デーヴィッド・トゥール
ハンナ・サンプソン
エリア・ロペス
エイミー・バトラー
※やむを得ず講師が変更になる場合がございます。
ストップギャップの芸術監督ルーシー・ベネットがワークショップを行ないます。インクルーシヴダンスの国際的な指導者のひとりとして活躍するルーシーですが、「ダイバーシティ(多様性)」や「人と異なること」がどのように創造性のきっかけとなり得るのか、ワークショップを通じてみなさんと考えて行きます。ルーシー及び障害を持つ/持たないダンサーたちが、インクルーシヴダンスの創作過程の実践を交えてレクチャーするユニークな機会です。ワークショップの冒頭に、活動紹介として『Artificial Things』のダンスシネマ版(ソフィー・ファインズ監督)を鑑賞し、質疑応答の時間を設けます。
このワークショップは、インクルーシヴダンスについて知見を広げたいと思っていらっしゃるパフォーミングアーティスト全ての方にご参加頂けます。
【スケジュール】
14:00~15:00 ダンスシネマ版『Artificial Things』(ソフィー・ファインズ監督)
上映+Q&A
15:30~17:00 インクルーシヴダンスクラス
17:30~19:30 振付クラス
19:30~20:00 ふりかえり
*休憩は進行に応じて適宜入ります。
*同時通訳付き
インクルーシヴダンス ワークショップ参考動画
インクルーシヴダンス ワークショップ参考動画
・ルーシー・ベネット プロフィール
2003年より、ストップギャップに参加。アダム・ベンジャミン、ホフェッシュ・シェクター、ナタリー・ペルネット、トーマス・ヌーンらの作品などに参加する一方、自らの振付作品を発表。カンボジアのエピック・アーツへの振付や、パラリンピックのためのリバティー・フェスティバル、UKカルチュラル・オリンピアードのための作品を発表。レジデント・コリオグラファーを経て、2012年よりカンパニーの芸術監督となる。
・ストップギャップダンスカンパニー プロフィール
イングランドを拠点に、障害のある/なしを越え、参加するアーティストが一丸となって新しい舞台の創造に取り組むダンスカンパニー。芸術監督のルーシー・ベネットを中心とする多彩なクリエイティブスタッフとダンサーによって生まれる新しい発見の数々。人々の勇気やもろさ、さまざまな人間模様を描き出す詩的でエモーショナルな作品はイギリス全土で旋風を巻き起こしてきました。未来のアーティストたちの育成やアウトリーチ事業など、誰もがダンスを楽しめる環境づくりや人々の既成概念を取り除くことに努めてきた彼らのパイオニア精神は、社会教育の現場でも高く評価されています。
【関連公演】
ストップギャップ ダンスカンパニー『エノーマスルーム』
日時:2019年3月8日(金曜)、9日(土曜)
会場:世田谷パブリックシアター