朗読劇『日の名残り』

主催 | 8/23一般発売

朗読劇『日の名残り』
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どんなに社会が変わろうとも いかに人は尊厳と品格を持って自分らしく生きるべきか

2017年にノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロの代表作『日の名残り』を朗読劇として立ち上げます。 『日の名残り』は1989年刊行、英語圏最高の文学賞とされるブッカー賞を受賞しました。

カズオ・イシグロの世界は、平易な言葉、親しみやすい表現を使いつつ、人間の心の奥深い、複雑な本質を描き出すところに特徴があります。特に本作品は全編にわたり、静謐な語り口で貫かれており、朗読劇の題材としても適していると言えます。

二つの大戦から戦後にかけてのイギリスを舞台に、貴族の屋敷ダーリントン・ホールに仕えた老執事スティーブンスの一人語りで物語は進みます。品格ある執事の道を追求し続けたことで得られたもの、手からすり抜けたもの、現在と過去が交錯する中、次第にスティーブンスの"今"が見えてきます。 イギリスの物語ですが、仕事を一途に生真面目に生きてきたからこその回顧、老境に差し掛かる不安など現代の私たちの姿と重なります。 一つの職業に実直に一生を捧げた人間の、プライドと悲哀、そして、人生を振り返った主人公が、再度顔を上げて次の一歩を踏み出す人生の輝きを描いています。
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有料配信チケット発売中止のお知らせ
朗読劇『日の名残り』の有料配信は、諸般の事情により実施できなくなりました。
購入をご検討いただいていた皆様にはご迷惑をおかけすることになり申し訳ございません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
ご都合がよろしければぜひ劇場に足をお運びください。
8月23日(日曜)10:00より、としまチケットセンターにて公演チケット一般発売開始です。

キャスト/スタッフ

【原作】カズオ・イシグロ(早川書房刊) 【訳】土屋政雄 【上演台本・演出】村井 雄 
【美術】竹邊奈津子 【照明】杉本公亮 【音響】清水麻理子 【衣裳】日下和則
【舞台監督】今野健一 【宣伝美術】タカハシデザイン室 【イラストレーション】山口洋佑 
【プロデューサー】根本晴美 馬場順子


【出演】
眞島秀和 大空ゆうひ/小島 聖(Wキャスト) マキノノゾミ
桂 やまと/ラサール石井(Wキャスト)


眞島秀和
眞島秀和
大空ゆうひ(Wキャスト)
大空ゆうひ(Wキャスト)
小島 聖(Wキャスト)
小島 聖(Wキャスト)
マキノノゾミ
マキノノゾミ
桂 やまと(Wキャスト)
撮影=武藤奈緒美
桂 やまと(Wキャスト)
ラサール石井(Wキャスト)
ラサール石井(Wキャスト)

プロフィール

村井 雄(むらい ゆう)
脚本家・演出家[KPR/開幕ペナントレース主宰]
目黒区職員を経て、06年に劇団「開幕ペナントレース」(現「KPR/開幕ペナントレース」)を旗揚げする。以降、全作品の構成・脚本・演出を担当している。海外公演多数。ニューヨークタイムズをはじめとする海外メディアより高い評価を得ている。
最近では19年5月にジャパン・ソサエティー(米・ニューヨーク)より正式招聘され、☆☆☆☆☆(5つ星)の劇評獲得の快挙をあげる。劇団活動以外にも多数の外部演出、2.5次元の戯曲化などを手掛ける。


眞島秀和(ましま ひでかず) 執事 スティーブンス
1976年11月13日生まれ、山形県出身。李相日監督の映画デビュー作『青chong』で、俳優としての道をスタート。NHK スペシャルドラマ『海峡』、WOWOW『なぜ君は絶望と闘えたのか』で評価を得る。映画、テレビドラマ、CM等幅広く活躍。
近年の主な出演作品として[舞台]『月の獣』(19)「チャイメリカ」(19) [映画] 『蜜蜂と遠雷』(19)『愚行録』(17) [ドラマ]NHK 大河ドラマ『麒麟がくる』(20) ネットフリックス『Followers』(20) NHK 土曜ドラマ「サギデカ」(19) WOWOW『坂の途中の家』(19)


大空ゆうひ(おおぞら ゆうひ) ダブルキャスト 女中頭 ミス・ケントン
東京都出身。1992年宝塚歌劇団に入団。09 年に宙組男役トップスターに就任。11年に第32回松尾芸能賞・優秀賞を受賞。12年に退団後、13年蜷川幸雄演出『唐版 滝の白糸』で女優としての活動をスタート。以降、舞台や映像作品で活躍しながら、自身が企画・プロデュース・主演を務めた舞台『La Vie』や、音楽ライブの開催など多彩な表現活動を展開している。
近年の主な出演作として [舞台]『鎌塚氏、舞い散る』(19) 『今日もわからないうちに』(19) [映画]『カイジ ファイナルゲーム』(20) [ドラマ]WOWOW 連続ドラマW『誤断』(15) NHK『紅白が生まれた日』(15)


小島 聖(こじま ひじり) ダブルキャスト 女中頭 ミス・ケントン
3月1日生まれ、東京都出身。89年、NHK 大河ドラマ『春日局』でデビュー。1999年、映画『あつもの』で第54回毎日映画コンクール女優助演賞を受賞。コンスタントに映像作品に出演する一方、話題の演出家の舞台にも多く出演。
近年の主な舞台出演作に、舞台『海の風景』(16) 『DISGRACED -恥辱-』(16) 『この熱き私の激情』(17) 『誤解』(18) 『往転』(20)などがある。


マキノノゾミ(まきの のぞみ) ダーリントン卿 ほか
静岡県出身。劇作家・演出家・俳優。同志社大学文学部卒業。劇団M.O.P.主宰(1984~2010) 主な受賞作品01年『赤シャツ』(作)『黒いハンカチーフ』(作・演出) 第36回紀伊國屋演劇賞個人賞01 年『怒濤』(演出)で第8回読売演劇大賞優秀演出家賞・作品賞 08年『殿様と私』(作)第15回読売演劇大賞作品賞 11年に『ローマの休日』(脚本・演出)で第36回菊田一夫演劇賞受賞などがある。
近年の俳優としての活動に、NHK ドラマ10『ミス・ジコチョー』(19) NHK プレミアム 静岡発地域ドラマ「プラスティック・スマイル」 「55歳からのハローライフ」などがある。


桂 やまと(かつら やまと) ダブルキャスト ファラディ ほか
東京都荒川区出身。1974年生まれの落語家。都内各寄席をはじめ全国の落語会、講演会で活躍中。生粋の東京っ子らしい明るく闊達な口調、リアルな人物描写を持ち味とし、古典落語を演じる。目指すのは、演じる自分自身が噺に溶け込み、登場人物たちそのものがお客様の目の前に現れるような表現。江戸の頃より代々住まう、下町・尾久(おぐ)を愛する。1999年中央大学卒業とともに桂才賀に入門、2014年三代目「桂やまと」を襲名し真打昇進。一般社団法人落語協会所属。
公式サイト「落語家 三代目 桂やまと」はこちらから


ラサール石井(らさーる いしい) ダブルキャスト ファラディ ほか
大阪府出身。「コント赤信号」を結成し、1980年「花王名人劇場」でテレビデビュー。俳優、タレント、作家、演出家と幅広く活動。ミュージカル『HEADS UP!』では第23回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。
近年の主な作品として [舞台]『両面睨み節』(19)『星屑の町 完結篇』(19)『熱海五郎一座』 (06~)『メタルマクベスdisc3』(18)『死神の精度-7Days Judgement』(18) 『円生と志ん生』(17) [映画]『無頼』(20 公開予定)『星屑の町』(20)
[ドラマ]NHK ドラマ10『ミス・ジコチョー』(19)『おかしな刑事 スペシャル』(19) [アニメ] 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(声:両津勘吉)


ツアースケジュール

兵庫:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール 10月6日(火曜)
お問合せ:芸術文化センター 0798-68-0255  公演情報はこちらから



山形:伝国の杜 置賜文化ホール 10月9日(金曜)
お問合せ:0238-26-2666   公演情報はこちらから



岩手:盛岡劇場 メインホール 10月11日(日曜)
お問合せ・チケット予約:盛岡劇場 019-622-2258  公演情報はこちらから


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