第16回鶴屋南北戯曲賞 平成24年度文化庁芸術選奨文部科学大臣賞受賞作品

ティーファクトリー『4』

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ティーファクトリー『4』
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『4』は、2010年度世田谷パブリックシアター学芸企画〈劇作家の作業場〉
「モノローグの可能性を探る」というワークショップからスタートしました。
改稿とリーディングを重ねて2012年白井晃氏演出により初演。
その後、ニューヨークでの英訳版、コペンハーゲンでのデンマーク語訳リーディング上演、韓国では現地カンパニーによる韓国語版上演がソウル演劇祭他にて上演されています。
昨年5月、川村毅劇作40周年記念事業としての企画は、緊急事態宣言に伴う劇場休館により、この8月あうるすぽっと公演へ延期の運びとなりました。
ようやく今回、劇作家自らが初めて演出し上演するにあたり、『4』がたどってきた軌跡をこれまでの上演舞台映像を交えながら紹介し、今回の上演への意気込みを川村毅が語ります。

【初演】2012年11月シアタートラム 世田谷パブリックシアター主催公演 演出:白井 晃
【戯曲】『4』2012年 論創社刊 https://ronso.co.jp/book/4/
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現在、厚生労働省、東京都、豊島区および公益社団法人全国公立文化施設協会による新型コロナウイルス感染症拡大予防ガイドライン等を踏まえ、劇場、主催者にて協議の上感染拡大防止策を講じ、随時更新しております。必ず劇場ホームページでご確認の上ご来場をお願いいたします。
本公演は、舞台と客席の距離を2m以上保ち、客席の収容率を50%程度に制限した座席配置で前売券の発売を開始いたします。お隣が空席でない座席の販売もございます。ご了承ください。

★あうるすぽっとへご来場の際はこちらを必ずご一読ください。

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F 家に帰る途中、イチョウの葉を踏んだ。どこから落ちてきたのかと見上げると、秋晴れだった。イチョウの木はどこにもない。 
O この月の満ち欠けは危ない。気をつけろ。今日は事故が起こりやすい日だ。月がそう語ってる。...別に。ひとりごとだ。...花見?いつだっていい。それが君に関係することなのかね。
U 今朝も木は七月の朝の光を浴びて立っています。私はまず木のそばの太陽の光が落ちている場所に入り、体に溜まった毒素や邪気を取り除きます。大きく深呼吸をして太陽と木々のエネルギーを存分に吸い込むのです。それが終わると、私は木を抱き締め、まずは自分のこと、昨日のことを話しました。
R 季節は冬だ。木曜日に勃発した「よみがえり」が翌朝になっても消えず、土曜日曜と続き、今日はもう月曜だ。完璧にぼくは死と隣り合わせの世界に没入した。そう、それが、まぎれもない、ぼくの現実なのだ。
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プレイベント開催決定!

川村毅作『4』の旅 2011~2021

川村毅レクチャー 聞き手:小宮山智津子(劇作家の作業場2011)
【日時】2021年6月27日(日曜) 14:00~16:00 【会場】あうるすぽっと3F会議室A
参加費:2,000円[サイン入り『4』戯曲書籍付]

ティーファクトリーHPより要予約・・・《http://www.tfactory.jp/

キャスト/スタッフ

【作・演出】川村毅 
【音楽】杉浦英治(SUGIURUMN) 【照明】原田 保 【音響】藤平美保子
【衣裳】伊藤かよみ 【演出助手】小松主税 
【舞台監督】小笠原幹夫 小野寺栞/劇工房 双真  
【製作】平井佳子/ティーファクトリー
【宣伝美術】町口 覚/マッチアンドカンパニー


【出演】今井朋彦 加藤虎ノ介 川口 覚 池岡亮介 小林 隆


公式サイト

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