ダンスカフェサロンinあうるすぽっと2017  

現代舞踊学セミナー<後期>

現代舞踊学セミナー<後期>
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あうるすぽっとからお届けするダンスセミナー

21世紀のダンス地図はめまぐるしく変化しています。20世紀においては、ロシア、フランス、アメリカ、英国、ドイツが世界のダンスシーンをリードしてきましたが、世紀末からは確固たる中心が消滅、多様化するダンス表現のなかでイスラエル、オランダ、ベルギー、カナダさらには北欧、東欧などからも個性的な振付家やカンパニーが台頭してきました。前期ではアメリカ、フィンランド、イスラエルをテーマに取り上げました。この後期では「衣裳デザインから作品を観る魅力」「ローザスから最近のシェルカウイまでベルギーダンスの魅力」「ダンス、演劇の垣根を超えた21世紀の舞台芸術における身体」を取り上げます。現代舞踊の魅力をジャンルを超えて紹介します。

第6回「ダンスと演劇―身体と歴史」

講師:竹重伸一(舞踊批評家)
ゲスト:鴻英良(演劇批評家)

演劇批評家の鴻英良は日本初来日公演時のピナ・バウシュとの決定的な出会いを経験し、ダンス批評家とは違う歴史的・社会的な視点からダンスについても多くの文章を書いています。6月に大野一雄や室伏鴻について論じた『虚体、死体、そして〈外〉へ ― 二一世紀のダンスの理念に向けて』という論考を、雑誌「ゲンロン」5号に発表したばかりの鴻氏に、日本のコンテンポラリーダンスやダンス批評の問題点について問うと同時に「ダンス」「演劇」の垣根を超えて21世紀の身体が向かうべき地平について共に考えます。

竹重伸一(たけしげしんいち)

1965年生まれ。舞踊批評家。2006年より「テルプシコール通信」「DANCEART」「図書新聞」「シアターアーツ」「舞踊年鑑」、劇評サイト「wonderland」「WL」等に寄稿。現在「テルプシコール通信」に『来るべきダンスのために』という舞踊批評を連載中。

鴻英良( おおとりひでなが)

1948 年静岡生まれ。演劇批評家。東京工業大学理工学部卒、東京大学文学部大学院修士課程修了。国際演劇祭ラオコオン(カンプナーゲル、ハンブルク)芸術監督、京都造形芸術大学舞台芸術センター副所長などを歴任。著書に『二十世紀劇場:歴史としての芸術と世界』(朝日新聞社)、訳書にタデウシュ・カントール『芸術家よ、くたばれ!』(作品社)など。

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