ダンスカフェサロンinあうるすぽっと2017 

現代舞踊学セミナー

現代舞踊学セミナー
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あうるすぽっとからお届けするダンスセミナー

21世紀のダンス地図はめまぐるしく変化しています。20世紀においては、ロシア、フランス、アメリカ、英国、ドイツが世界のダンスシーンをリードしてきましたが、世紀末からは確固たる中心が消滅、多様化するダンス表現のなかでイスラエル、オランダ、ベルギー、カナダさらには北欧、東欧などからも個性的な振付家やカンパニーが台頭してきました。 マーサ・グラハム、マース・カニングハム、ピナ・バウシュ、トリシャ・ブラウンなどダンスを革新・牽引してきた振付家が次々この世から去るこの新たな時代。舞台芸術としてのダンスは、技法やスタイルの変化だけでなく、混沌とする世界のなかで何を映し、我々の生きる今をどう表現しようとしているのでしょうか。

第1回「アメリカンダンスの系譜:モダンとポストモダン」

講師:石井達朗(舞踊評論家)
ゲスト:折原美樹・加藤みや子

Lecture 1 「マーサ・グラハムと折原美樹」
Lecture 2 「加藤みや子、トリシャ・ブラウンを語る」

二人のゲストをお招きしてアメリカンダンスの魅力を紹介します。モダンダンス、ポスト・モダンダンスの洗礼を受け70年代後半のアメリカンダンスを学び現在も舞踊活動を続けている振付家です。
折原美樹はモダンダンスの基礎を築いたマーサ・グラハム(1894-1991)が亡くなるまで同カンパニーの主要なメンバーの日本人ダンサーとして活躍し、グラハムの後継者として現在もグラハム学校講師と創作活動を展開中です。
加藤みや子はポスト・モダンダンスの流れを引き、日本的な感性も加わり内外で独自な展開をし1977年文化庁在外派遣研修員として渡米、アン・ハルプリンに出逢いNYで振付家たちと交流、特にトリシャ・ブラウン(1936-2017)に衝撃を受け研究交流。そして2003年にポスト・モダンダンスの派生を探るためにNYでトリシャ・ブラウン回顧展を取材、トリシャの貴重なインタビューをしています。
石井達朗は80 年代、アメリカの前衛劇やポスト・モダンダンスの研究でNY に在住。当時の状況をゲストと共に語ります。

石井達朗(舞踊評論家)

ニューヨーク大学(NYU) 大学院演劇科フルブライト研究員・同パフォーマンス研究科ACLS 研究員などを経て、慶大名誉教授、愛知県立芸大客員教授。関心領域として、サーカス、アジアの身体文化、ポスト・モダンダンス以降のダンス、パフォーマンスアート、ジェンダー/セクシュアリティとパフォーマンス。朝日新聞、 ダンスマガジンほか、さまざまな媒体に執筆。著書に『異装のセクシュアリティ』『身体の臨界点』『男装論』『アジア、旅と身体のコスモス』『サーカスのフィルモロジー』『ポリセクシュアル・ラヴ』ほか

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