ダンスカフェサロンinあうるすぽっと2017 

現代舞踊学セミナー

現代舞踊学セミナー
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あうるすぽっとからお届けするダンスセミナー

21世紀のダンス地図はめまぐるしく変化しています。20世紀においては、ロシア、フランス、アメリカ、英国、ドイツが世界のダンスシーンをリードしてきましたが、世紀末からは確固たる中心が消滅、多様化するダンス表現のなかでイスラエル、オランダ、ベルギー、カナダさらには北欧、東欧などからも個性的な振付家やカンパニーが台頭してきました。 マーサ・グラハム、マース・カニングハム、ピナ・バウシュ、トリシャ・ブラウンなどダンスを革新・牽引してきた振付家が次々この世から去るこの新たな時代。舞台芸術としてのダンスは、技法やスタイルの変化だけでなく、混沌とする世界のなかで何を映し、我々の生きる今をどう表現しようとしているのでしょうか。

第2回「フィンランドのコンテンポラリーダンス:その魅力と進化」

講師:立木燁子(舞踊評論家・ジャーナリスト)

2017 年独立100 周年を迎えたフィンランド。本国フィンランドでは一年を通して記念行事が開催され、日本でもフィンランド国立バレエ団の初来日公演が実現するなど、この国の舞台芸術の魅力を紹介する多彩なプログラムが予定されています。本セミナーでは北欧のダンス事情に詳しい立木燁子を講師に、国際的に評価の高いフィンランドのコンテンポラリーダンスの最新動向をお伝えします。フィンランドが誇る振付家テロ・サーリネンの最新作『クレルヴォ Kurellvo』をはじめフィンランドのダンスの現在を映像をまじえて報告・解説します。また、9 月に来日するフィンランドのシルコ(サーカス)の最前線に立つヴィッレ・ヴァロと韓国の振付家アン・ソンスのコラボレーション作品『Double Exposure』についても紹介します。

立木燁子(舞踊評論家・ジャーナリスト)

ドイツの国際的舞踊専門誌“ tanz( 元 ballet tanz )” 誌の在日コレスポンデント。ダンス専門誌及び一般紙誌で評論活動を展開。読売新聞で舞踊評を担当。編著書に『現代ドイツのパフォーミングアーツ』『北欧の舞台芸術』(三元社)、S・J・ノヴァック『コンタクト・インプロヴィゼーション─交感する身体』(監訳、フィルムアート社)。アジア・ヨーロッパ・ダンス・フォーラムなど内外のプログラムでの講師、北欧国際振付賞、文化庁芸術祭審査員、新村英一記念ニムラ賞、江口隆哉賞選考委員等歴任。国際演劇評論家協会、舞踊学会、日本ダンスフォーラム会員。

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