第118回 南大塚ホール落語会〈出張編〉 

『怪談噺 夏の二人会』

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『怪談噺 夏の二人会』
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池袋のとなり、大塚で親しまれている「南大塚ホール落語会」がホール休館中の間、あうるすぽっとへ出張!
今回は、日本の夏の風物詩・怪談噺で涼む二人会を開催します。
出演は、澄んだ佇まいと澱みのない語り口、丁寧かつ端正な高座が聴き手を魅了する生粋の実力派・入船亭扇橋。そして、緩急自在な語り口、骨太で迫力ある高座が聴き手の心をつかむ女流講談師・一龍齋貞鏡。
怪談噺の最高傑作、三遊亭圓朝作『真景累ヶ淵』より「宗悦殺し」「豊志賀の死」を落語と講談のリレーで申し上げます。

番組
開口一番 入船亭辰ぢろ
落語 入船亭扇橋
講談 一龍齋貞鏡
解説 宮 信明(芸能史研究者)

公式サイト

プロフィール

入船亭扇橋 IRIFUNETEI Senkyo

豊島区北大塚出身。
澄んだ佇まいと澱みのない語り口。台詞や所作のひとつひとつを、丁寧に掬いとるように演じる高座はとても端正。聴き手を奥深い落語の世界へ誘い、魅了する生粋の実力派。2022(令和4)年9月、真打昇進と共に大師匠の名跡「扇橋」を襲名。



[芸歴]
2008(平成20)年2月 入船亭扇辰に入門
2008(平成20)年6月21日 初高座
2008(平成20)年9月1日 前座となる 前座名:辰じん
2012(平成24)年1月1日 二ツ目昇進 小辰と改名
2022(令和4)年9月21日 真打昇進と共に十代目入船亭扇橋を襲名



[受賞歴]
2013(平成25)年 第二回噺家の手ぬぐい大賞
2017(平成29)年 第九回前橋若手落語家選手権 優勝
2018(平成30)年 平成30年度NHK新人落語大賞 本戦出場
2019(令和元)年 平成30年度花形演芸大賞 銀賞
2020(令和2)年  令和元年度花形演芸大賞 金賞
2020(令和2)年 令和2年度NHK新人落語大賞 本戦出場
2021(令和3)年 第32回 北とぴあ若手落語家競演会 大賞
2023(令和5)年 令和4年度花形演芸大賞 金賞
2023(令和5)年 令和5年度花形演芸大賞 大賞



十代目入船亭扇橋 公式ウェブサイトこちらから


一龍齋貞鏡 ICHIRYUSAI Teikyo

実父に講談師八代目一龍斎貞山、祖父に七代目一龍斎貞山、義祖父に六代目神田伯龍を持ち、世襲制ではない講談界に於いて初の三代続いての講談師。
連続物などの古典演目の他、ピアノを弾きながら講談を読むピアノ講談、日本全国土地に纏わる講談など新たな挑戦も行う。
現在四児の母として講談と育児に奮闘中。



[芸歴]
2008(平成20)年1月 八代目・一龍斎貞山門下に入門
2008(平成20)年4月 前座修行
2012(平成24)年2月 二ツ目昇進
2022(令和4)年   第77回文化庁芸術祭賞新人賞受賞
2023(令和5)年10月 真打昇進



一龍齋貞鏡 公式ウェブサイトはこちらから
Instagram:こちらから
X:@teikyo0130
facebook:こちら


宮 信明 MIYA Nobuaki

芸能史研究者



2003(平成15)年 慶應義塾大学文学部卒業
2011(平成23)年 立教大学大学院文学研究科博士後期課程修了



話芸の変遷や芸能と社会との関わりなどについて研究している。
専門は幕末から明治期の芸能及び文化。
2012(平成24)年より7年間 早稲田大学演劇博物館に助手、助教、講師として勤務。企画・運営に携わった主な企画展に「寄らば斬るぞ!―新国劇と剣劇の世界」(2014年)、「落語とメディア」(2016年)、「テレビの見る夢―大テレビドラマ博覧会」(2017年)などがある。著書・論文に『落語とメディア』(早稲田大学演劇博物館、2016年)、『昭和の落語名人列伝』(淡交社、2019年)、「從「日常」到「非日常」――寄席的「近代化」與技藝之變化――」(台北芸術大学戯劇学院『戯劇学刊』2019年1月号)、「三題噺――「小三治」「江戸落語」「脱構築」――」(『ユリイカ』2022年1月号)ほか。


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