もがれた翼part28 

『シン・フォニィ』

『シン・フォニィ』
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「もがれた翼」では、毎年、少年事件、いじめ、虐待などさまざまな問題を取り上げ、上演しておりますが、その中で一貫して、「子どもの声を聴く」こと、そしてその「声」を道しるべとした権利擁護活動の重要性を訴えてきました。

昨今、日本では、子どもの手続代理人、意見表明支援員が法律で規定されるなど、子どもの意見や思いの表明を支援すること、子どもアドボカシーの大切さが意識されるようになりました。

しかし、私たちは、家庭・学校・社会的擁護の現場で、子どもの声を十分に聴けているのでしょうか。

今年のテーマは、「子どもの声を聴く」です。

子どもは、聴く人(立場)によって言うことが変わることもあり、その言葉の全てが子どもの本当の言葉です。どちらかが正しい、誤っているというものではありません。また、発する言葉だけではなく、行動言語もあり、話さないという表現方法もあります。私たちは、常に「まだまだ子どもの言葉を聴けていない」と謙虚に受け止め、子どもの声を聴くために、関係者がチームワークをもって、意見表明支援のみならず、意見形成支援もしながら、子どもと向き合い、対話していく必要があります。

お芝居には、親子関係に悩み、子どもシェルターを利用する高校生が登場します。親との関係を修復したい、でも戻ったらまた不安な思いをするかもしれない......子どもの思いは揺れ動いていました。子どもの担当になった弁護士をはじめ、周囲のおとなたちは、そろって子どもの声に耳をかたむけていましたが、それぞれに聴こえていたのは違う声であるようで......。

「子どもの声を聴く」とはどういうことか、私たちは、子どもの声を正確に聴けているのか、お芝居の登場人物を通して、一緒に考えていきたいと思います。

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託児サービス

ご観劇の皆様には、託児サービスをご利用いただけます(無料。申込先着順・要事前予約)。定員になり次第締め切りとなりますのでご了承ください。
【対象】生後7か月~就学前/各回 10 名
【申込期間】9月11日(月)~25日(月)10:00~17:00
【保育申込先】豊島区東部子ども家庭支援センター 03-5980-5275

キャスト/スタッフ

【出演】子どもたちと東京弁護士会の弁護士


【演出】金井麻衣子(+ new Company)
【脚本】坪井花梨(社会福祉法人カリヨン子どもセンター)
【照明】木村秀信 有限会社ライトシップ
【音響】余田崇徳 斎藤裕喜
【音楽】余田崇徳 ぱくぱく Growen
【イラスト】あさいまなぶ
【制作】東京弁護士会子どもの人権と少年法に関する特別委員会


公式サイト

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