作品紹介
ヨーロッパ諸国を巡っていたころ(1980年代ですが)、どの町にもある古楽譜屋で 「ザ・ゲイシャ」というヴォーカルスコアを見かけ、平易な音楽だったので求めました。 乏しい情報によると、19世紀のジャポニズムに乗った荒唐無稽な物語のようです。しかし 「イリス」「ミカド」「蝶々夫人」よりも日本人の名が現実に近く、中国人との違いも書き分けられている、ギャグとしか思えない展開がスピーディーであることなどから、今回の上演に踏み切りました。しかし音楽がやや卑俗であること、出演者に独唱が少ないこと、合唱がやたらに多いことなどから、常の公演よりも大掛かりな改変が必要だと考え、舞台を19世紀末の日本(つまり開国したばかり)ではなく、昭和14年のハワイに設定し、西洋人の多くをイギリス人ではなくアメリカ人に変え(英語圏ではある )、人物設定を掘り下げた結果、芸者たちは幻想世界の住人になりました。歌われる曲にもフォスターの名曲などを散りばめて、どなたにもお楽しみいただけるように致しました。出演者の多くは立候補による芸達者な歌手が揃いました。しかし、依然としてノルマを持っています。何とぞ彼らにご注文をお願い致します(事務局へのご連絡も同様)。また、 出演者への贈り物は花や食品でなく、少額で構いませんので、金銭にしていただけないでしょうか。ノルマを消化し切れない彼らを、 どうかお助けください。お出でを待っています。
ブルー・アイランド版オペラ
『ザ・芸者 in Hawaii』