ワークショップ・レクチャー
としまっぷショーケース 2011
「子どもたちの今、劇場のこれから」 |
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あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)では、区立の公共劇場として地域との関わりを深めるべく、日本大学芸術学部との共同事業として、『としまっぷ計画』というプログラムを行っています。
2年目にあたる今年度は「池袋周辺で生活している子どもたちの成長と環境」を大きなテーマとし、とりわけ児童館や学童クラブといった、学校と家庭の中間に位置する公共施設で、日常に注目した活動を行ってきました。そして、この活動を通じて目にした各地域や施設の差異や特色など、予想以上に数多くの具体的な現実を、地域の皆様に伝え、更には、子どもの現状および子どもの成長をめぐる環境や、地域における子ども(とその成長)に対し、劇場が果たしうる役割について考える場を設けることとしました。
当日は、活動での見聞や体験をもとにした、4つの短い演劇作品を上演しながら観客との意見交換を行い、「劇場」という特殊な場所ならではの方法で、子どもをめぐる現実を多角的に考察します。全国でも有数の繁華街でありながら住宅地が隣接し、都市計画や国際化も進んで、古今東西の文化が混在する池袋。そこで生じている問題は、同時に現在の日本が抱える問題が集約されたものということができるはずです。
難しい言葉ではなく、現実に起きている実例を観て聞いて、それをもとに、地域と環境と子どもたち、そしてそこで劇場が果たしうる役割や期待について、共に考えてみませんか?皆様のご来場をお待ちしております。
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●開催主旨
○学童クラブや児童館等の「学校と家庭のあいだに位置する公共施設」の日常に注目し、
子どもの現状および
子どもの成長をめぐる環境について考察する
○地域における子どもとその成長に対し劇場が果たしうる役割について考察する
●内容
○2010年度としまっぷ計画の活動報告 (児童館や学童クラブといった公共施設でのワークショップ等)
○活動(調査)結果にもとづく演劇的作品のプレゼンテーション
○活動・作品にもとづくディスカッション
詳細
日時 |
2011年2月1日(火)18:30〜(開場 18:00) |
会場 |
あうるすぽっと 劇場(2F) |
入場料 |
無料・予約不要 |
進行 |
熊谷保宏(日本大学芸術学部) |
出演 |
日本大学芸術学部生 |
ゲスト |
秋葉昌樹(龍谷大学)、米屋尚子(日本芸能実演家団体協議会) ほか |
プロデューサー |
ヲザキ浩実(あうるすぽっと) |
○主催:豊島区/(財)としま未来文化財団
○企画製作:あうるすぽっと、日本大学芸術学部