パントマイム・ワークショップ「音のない世界をあそぶ」 開催レポート |
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あうるすぽっとでは、豊島区立の劇場としての教育プログラムを活動の柱の一つとしています。今回はその一環として、豊島区にある都立大塚ろう学校とそのPTAで運営しているNPO団体「大塚クラブ」と協力し、大塚ろう学校や大塚クラブに通う小学校高学年を対象にパントマイム・ワークショップ「音のない世界をあそぶ」を開催しました。2日間を通しての子どもたちの生き生きとした様子をお届けします。
主催:(財)としま未来文化財団/豊島区
企画:あうるすぽっと/ミューズ・カンパニー 協力:NPO法人大塚クラブ/都立大塚ろう学校 ファシリテーター:小野寺修二(マイム・パフォーマー)、藤田桃子(マイム・パフォーマー) |
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1月17日(土)(会場:都立大塚ろう学校 体育館) |
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1日目は、放課後の大塚ろう学校体育館で、あらかじめ申し込んでいた生徒のみならず、その場に居合わせた高校生を含めた二十数名が参加しました。まずはウォーミングアップとしてふたりペアになり、相手の体の一部を動かしてポーズをつくる人間彫刻から始まり、基本的なマイムの動きを学びました。その上で3〜4名ずつのグループに分かれ、子供達自らのアレンジを加えて、お互いに発表を行ないました。学年や性別を超えて協力し合いながら作業に取り組み、発表の際には物怖じすること無く元気にからだを動かしている姿が印象的でした。
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1月18日(日)(会場:あうるすぽっと) |
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2日目は会場をあうるすぽっとへと移し、劇場の裏側を見学するバックステージ・ツアーから始めました。1日目の内容をふまえ、さらに子供達自らの創造性を生かして創るさまざまなマイム的表現を試みました。劇場ならではの舞台照明も取り入れ、光の変化に連動した動きにもチャレンジしてもらいました。プロのマイム・アーティスト達ならではの巧みなリードに参加した子どもたちが大きな舞台空間を感じながら、集中していく様子がはっきりと感じられ、保護者の方を客席に招いたミニ発表会では、緊張しながらも果敢に奮闘する子供たちの姿に力強さを感じることができました。
(写真撮影:1日目ayuka 2日目mao) |