 |
フェスティバル/トーキョー
『F/Tシンポジウム&F/Tテアトロテーク』
○F/Tシンポジウム
11月5日、6日、12日、13日
○F/Tテアトロテーク
11月4日〜13日
○主催:フェスティバル/トーキョー実行委員会
東京都、豊島区、東京文化発信プロジェクト室・東京芸術劇場
(公益財団法人東京都歴史文化財団)、公益財団法人としま未来文化財団、
NPO法人アートネットワーク・ジャパン
|
第三回目を迎えるフェスティバル/トーキョー
今回、あうるすぽっとではF/Tシンポジウム&F/Tテアトロテークを開催 |
2009年にスタートしたトーキョー発の舞台芸術の祭典、フェスティバル/トーキョー。
第三回を迎える今回は「演劇を脱ぐ」というキャッチフレーズを掲げ、
多数の新作・世界初演、共同製作作品を含む26演目の上演とともに
シンポジウムやF/Tステーションでのイベント、F/T公募プログラムなど
多面的なフェスティバルプログラムを開催。
あうるすぽっとではF/Tシンポジウム&F/Tテアトロテークを開催します。
フェスティバルの詳細>>
|
F/Tシンポジウム
演劇をひらく-来るべき演劇の創造のために-
|
「来るべき演劇」とは何か。その創造に向けて、F/Tに新たな対話の場が生まれます。
今日の演劇の可能性を問い直す4つのテーマを軸に、第一線の論客を交えた「F/Tシンポジウム」と、
関連映像上映「F/Tテアトロテーク」を開催。
これらを通じ、政治、経済、社会、そして他の同時代表現との回路を開きます。
これからのF/Tの行方を見つめつつ、演劇を、そして時代を楽しく生き抜くための知と実践のニュー・メディアの登場です!
|
テーマ1:芸術の公共性を考える |
11.5(金) 19:00-21:00
公共性とは何か? ある個人の表現はいかに、なぜ、公共性を持ち得るのか?
芸術は公共性によって正当化されるのか? 個に根ざす芸術が、共同体の中で持ちうる意味を考えるシンポジウム。
公と私、地域とアート、芸術の制度化、日本の文化政策が問われている今こそ、これらの根幹的問いかけに向き合う。
○パネリスト
北川フラム(アートディレクター)
加藤種男(アサヒビール芸術文化財団事務局長)
相馬千秋(F/Tプログラム・ディレクター)
○司会
内野 儀(演劇批評家)
|
テーマ2:演劇から都市を見る |
11.6(土) 19:00-21:00
かつて都市に生まれた演劇は、いま再び、都市と新たな関係を結びはじめている。
世界にも例を見ないほど特異な都市空間・東京とその郊外、そして急速な変貌を遂げる東アジアの諸都市において、
演劇はいかなるドラマトゥルギーを見出すのか? 「都市における演劇」と「演劇としての都市」、
その歴史を振り返り、未来を構想する。
○パネリスト
吉見俊哉(社会学者)
松田正隆 (劇作家 / 演出家)
福嶋亮大(文芸評論家 / 中国文学者)
○司会
鴻 英良(演劇評論家) |
テーマ3:日本・現代・演劇を問い直す |
11.12(金) 19:00-21:00
歴史の蓄積のない「悪い場所」で独自の進化を遂げた日本の現代演劇。
ここではダムタイプ以後の流れを検証し、他ジャンルや社会との関係を含めた歴史の中でその「現代」性を捉え直す。
アクチュアルかつ新しい表現はいかにして可能か――アジアにおいても共有可能な創造と批評の軸を探り、
その実現のためのプラットフォーム作りに踏み出す。
○パネリスト
佐々木 敦 (批評家)
飴屋法水 (演出家 / 美術家)
市村作知雄(F/T実行委員長)
黒瀬陽平(美術家 / 美術評論家)
○司会
内野 儀(演劇批評家) |
テーマ4:演劇を拡張する |
11.13(土) 19:00-21:00
ポストドラマ時代、演劇の可能性はもはや劇場での戯曲上演にとどまらない。
「演劇」という概念/行為はどこまで拡張しうるのか? 芸術史を更新した「パフォーマンス」から、
日本独自に発達した今日の革命的メディア、2ちゃんねるやニコニコ動画などを参照しつつ、
今日の演劇の臨界点を検証し「来るべき演劇」の萌芽を探る。
○パネリスト
隈 研吾(建築家)
濱野智史(情報環境研究者)
高山 明(演出家)
○司会
鴻 英良(演劇評論家)
シンポジウムの詳細はこちら「F/T HP」>> |
テアトロテーク |
F/T10では、多彩な演目上演に加え、関連する映像上映を通じて、演劇の、そしてF/Tの現在を問い直す「F/Tテアトロテーク」をあらたに創設します。
記念すべき第一回は、世界の演劇史を更新した傑作やアーティストの貴重なドキュメンタリー9作品を10日間にわたり集中上映。
いずれも歴史的な傑作であると同時に、私たちの依拠する「日本・現代・演劇」の現在地を過去から照らし出す役割を持ちうるはずです。
専門家による解説を行う上映回を設け、歴史的文脈から今日の演劇のアクチュアリティを問い直します。
| A |
家族会議 / クリストフ・マルターラー / サラ・デレンディンガー |
| B |
そのヨーロッパ人をやっつけろ! / クリストフ・マルターラー
解説:新野守広(演劇評論家) |
| C |
私の紅衛兵時代 / ウー・ウェングアン(呉 文光)
解説:秋山珠子 (字幕翻訳家) |
| D |
アリアーヌ・ムヌーシュキン:太陽劇団の冒険 / カトリーヌ・ヴィルポー
解説:佐伯隆幸(演劇評論家) |
| E |
外国人よ、出ていけ! / クリストフ・シュリンゲンジーフ / ポール・ポエット
解説:高山明(演出家) |
| F |
演劇実験室「天井桟敷」ヴィデオ・アンソロジー / 寺山修司
解説:扇田昭彦(演劇評論家) |
| G |
浜辺のアインシュタイン / ロバート・ウィルソン / マーク・オーベンハウス
x解説:内野儀(演劇評論家) |
| H |
土方巽 夏の嵐 / 荒井美三雄
解説:石井達朗(舞踊評論家) |
| I |
死の教室 / タデウシュ・カントール
解説:鴻英良(演劇評論家) |
テアトロトークの詳細はこちら「F/T HP」>>
|