「コンテンポラリーダンスの可能性」 第3回

「海外のダンス経験をコンテンポラリーダンスの活性化にいかす」

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「コンテンポラリーダンスの可能性」 第3回
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2018年のダンスカフェサロンは、急速に発展を続けているアジアのダンスシーンに注目しながら、世界で同時進行的に発生している新たなコンテンポラリーダンスの可能性を紹介するセミナーです。最終回のシンポジウムでは、国内外におけるダンスシーンの歴史を振り返りながら、ダンスの発展と可能性を次世代へと伝えていきます。

第3回 10月20日(土)19:00開講

「海外のダンス経験をコンテンポラリーダンスの活性化にいかす」

講師:稲田奈緒美(舞踊評論家)
ゲスト:渡辺レイ(オランダ元NDTのダンサー/カンパニーOpto(オプト)主宰)


近年、数多くの日本人ダンサーが海外のバレエ団、カンパニーで活躍していますが、帰国後に活躍の場を確保するのは容易ではあり ません。彼等の優れた才能と幅広い経験を日本の舞踊界で活かし、レベルアップを 図ったり、多様でオリジナリティに溢れた作品を創造することはできないでしょう か。また、そのために整えるべき環境や仕組みは何でしょうか。 ゲストの渡辺レイは、ヨーロッパ有数のダンスカンパニーで活躍したのち帰国し、 “Opto” を立ち上げました。現在はOpto公演を主催し、海外でプロのダンサーとして活躍していた仲間と共 に、スタイリッシュで斬新な作品を発表し続けています。また本年2 月、K-BALLET COMPANY公演では『FLOW ROUTE』を振付、12 月には、愛知芸術劇場と彩の国さいたま芸術劇場で『optofile_touch』公演が催されます。彼女と共に、 職業としてのダンス、作品の振付、演出から公演の制作、カンパニーの運営まで、海外と日本での経験を基に、日本のコンテンポラリーダンスを活性化するための方策を考えます。


講師:稲田 奈緒美(いなた なおみ)
早稲田大学第一文学部卒業後、社会人を経て、早稲田大学大学院文学研究科修士課程、後期博士課程に進む。博士(文学)。現在、桜美林大学芸術文化学群演劇・ダンス専修准教授として、舞踊評論家として、バレエ、コンテンポラリーダンス、舞踏、コミュニティダンス、アートマネジメントなどダンスを中心に理論と実践を結びつけた研究、評論、教育活動に携わっている。


渡辺レイ(わたなべ れい):群馬県太田市出身。
4 歳よりバレエを始める。山本禮子に師事。東京新聞全国舞踊コンクール第1位受賞。1993年オランダのネザーランドダンスシアター 2に入団。1997年に フランスリヨン・オペラ座バレエ団へ移籍。1999 年スウェーデンのヨーテボリ・オペラ・バレエに移籍。 2002 年ネザーランドダンスシアター1で活躍。2005 年、スウェーデンのクルベルグバレエに移籍。 2000年、マルティーノ・ムラー振付『ロミオとジュリエット』のジュリエット役でベストダンサー賞を受賞。世界的に著名な振付家イリ・キリアン、ウィリアム・フォーサイス、マッツ・エック、オハット・ナ ハリンなど数多くの作品を踊る。ヴァツラフ・クネシュ率いる "420people"、金森 穣率いる新潟"Noism07" 北南米ツアーなどに出演。2012 年より日本を拠点とし、"Opto"を結成。


photo by Joris-Jan-Bos
Photo by Ryu Endo

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